川原展望台にも秋が来ていた。
この展望台からは大和三山が見える。
ヤマガラの群れと別れを告げて。
川原展望台へと歩いていると、時折コツコツコツと音が聞こえてくる。
何の音やろか?
そう思いつつ。
整備された山道を、ゆっくりと、キョロキョロしながら注意深く見つつ、歩みを進めた。
すると!
ん?
なんか動いたような気がして、目を凝らしていると、小鳥がいたのである。
パッと見だと、木と同化していて、老化が望んでもないのに順調超順調にすすんでいる私のまなこでは、わかりづらいのだ。
コツコツトントンと音を出し、突く動作をしてくれてなかったならば、あやうく見過ごすところである。
ということで、数羽のコゲラとも出会えたので、しばし遊んでいただいたのだ。
コゲラたちも、あちこちへ飛んで移動するのだけれど。
木を突くタイミングで、その場に居てくれるので、見つけることが出来たなら。比較的落ち着いてシャッターを押させてもらえるのがありがたいのだ。
逆向きも撮らせてもらえた。
ありがとう。
徐々にコゲラたちと別れを告げて、あるきはじめた。
他にいね~かぁ~、もっと野鳥はいねぇ~かぁ~と思いながらキョロリキョロリ。
しばらくして川原展望台に到着。
以前来た時には、畝傍山と生駒山は認識していたので、意識して眺めていた。
が、この度、大和三山なるものを知り。今一度この川原展望台から一望できるということで、やって来た次第である。
大和三山とは、畝傍山(うねびやま)・耳成山(みみなしやま)・天香久山(あまのかぐやま)の三つの山のことを指すらしい。いづれも低山。
ということで、
畝傍山と思って撮った写真。
ふもとに初代天皇の神武天皇を祀っている橿原神宮がある。陵墓もあった。
耳成山だと思って撮った写真。
ココには何があるんだろうか。行って見なくてはなるまいて、いづれそのうちにきっと…。
天香久山だと思われるので撮った写真。
アマノカグヤマ、ケフコエテ…ってな感じで、なんかの授業で習ったような気がするぅ~。知らんけど。
大和三山。
涼しいうちに、暖かくなって虫がわんさかわんさかワッショイワッショイとなる前に、一度行って見たいと思う。ココ川原展望台は、大和三山ならびに藤原京を一望できるスポットの御様子。
歴史に疎い私にとって、藤原京と言われても、ふ~んであるけれど。そこはかとなく興味がわいてきている。是非、行かねばね。
こうして私は秋を見つけつつ。
野鳥たちと遊んでもらいながら。
ゆっくりと甘樫丘をグルっと歩いてきたのである。
この時季ならば、山道なれども、歩いているだけで大汗をかくほどの坂もなく。
散歩にもってこいの甘樫丘。
また来ようと思う。
おわり