幼い頃に流行ったのを記憶する。
私も買ってもらって持っていた。
実力で6面そろうことはかなわなかったあの頃…。
シールをはがし、張り替えるという禁断の技をつかったことが懐かしい。
時を経て今!
私はまたルービックキューブを手にするのであった。
なぜに再びルービックキューブを購入したのかというと。
道端で拾ったとか、ルービックキューブ神が枕元に立ったとか、そういう理由ではなく。
ただただ暇を持て余してボーっとYouTubeを流し見してたら、おススメにどういうわけだかルービックキューブの動画があり。懐かしく見ていたら、またやりたくなってしまい。即、Amazonで購入していたのだ。
そして手元に届いた時。
「ちっちゃ!」って思った。
本当にこの包みの中に、ルービックキューブが入っているのか?
私は注文を間違ってしまったのかもしれぬと思いつつ、包みを開けると、しっかりとルービックキューブが入っていた。
ルービックキューブを久しぶりに手にする。
やはり小さく思える。
コレは私が大人になったからか?
それともルービックキューブは進化し、より持ちやすく回しやすいようにした結果、昔よりも小型化したのか。
もしくは、手にする私がただただ馬鹿なのか。
それはわからない。
そして久しぶりに手にするルービックキューブを、6面そろっている状態を保持できる範囲内で、縦にクルクルクルクル、横にクルクルクルクル回してみる。
いきなり縦横無尽に回しまくり、6面を崩す気にはなれないのだ。
ココで崩してしまうと、このルービックキューブはもう二度と6面そろうことがないかもしれないのだから。
まわ手して思ったのが。
幼い頃に持っていたモノよりも、メチャンコ回しやすいということである。
幼い頃に持っていたモノは、もしかすると流行りにのって製造された模造品かもしれない。確か近所のおもちゃ屋さんで買ってもらった記憶。
って、近頃は街でおもちゃ屋さん見かけなくなった。
今の子らは、おもちゃ屋も駄菓子屋もないのか。子供の頃の楽しみが減ってお気の毒である。
そして6面そろったルービックキューブを父上に見せてやろうかと思い。6面そろったルービックキューブを渡すと。
あろうことかすぐさま6面を崩すべくクルクルクルクルクルクルクルクルと、回し始めた。
「しまった!」
私は父上に手渡したことを後悔しつつ。6面そろっているうちに、記念写真を撮っておいたら良かったと強く思ったのであった。
そんなこんなで、6面がそろった写真を撮ったトコロである。
付属の説明書や、YouTube動画などを参考に無事揃えることができた。
ただ、
ただただ順序を見てステップごとに進めクルクルとしていただけなのだ。
自分の意志でそろった感じがしない。
理屈がわかるほどに理解して揃えるようになりたいものなのだ。
私はコレで、ボケないようにしたいと思う。
独り身の私にとって、痴呆は脅威だから。
おわり