かがやん写真館

撮ってきた写真に 言葉を添えて…。

柿食わず鐘鳴らずとも法隆寺…その4

法隆寺の西院伽藍にあります。

こんど~ぅ、です!

 

この写真には、ハッキリと人が写りこんでいないけれど。

ぼちぼち人が増え始めている気配を感じ始めるのであった。

 

先を急ぐ。

金堂はこちら側から中へ入ることが出来る。

せっかくだし、靴を脱がなくても良いし、人もあまりいないんで、中を見てみることにした。

 

中の写真はさすがに撮るのを自粛する。撮影禁止とかって書いてあったかどうかは、もうすっかり忘れてしまった。

 

きっと、撮っていいなら撮っていたはずなので、撮ってないということは、ま、そういうことである。

 

西院伽藍を出て、人の多さにビックリ。

外国人観光客はもちろんのこと、修学旅行らしい団体さんの姿も見受けられた。

 

小学生や、女子高生の団体さんだろう。

きっと、何の興味もないだろうに…。

 

私も大人になってから、弘法大師こと空海さんや、聖徳太子に興味を持つようになり。こうして、おふたりの縁やゆかりのあるお寺を巡るようになったのだ。

 

学生の頃には、何の興味もなく。ただただ連れられて来て。ぼんやりと眺めるだけだった。ただただ教室での授業ではないことと、おやつを食べれる自由時間に喜びをおぼえ、ココロの内で狂喜乱舞するだけだった。

 

コレは聖霊院の端っこを撮ったもの。

私は聖徳太子の実物大のナニカシラがあるというので、楽しみにしていたのだ。

 

それがどうやらココにあるらしいのだけれど…。

人が多くて、真正面からドーンと写真を撮れなかったので、端っこを撮る。

 

今後この写真を見て、私が法隆寺聖霊院のことを思い出すか否かは、はなはだ疑問である。こんな端っこだけを見て、ああここか!ってわかるほど法隆寺マニアではないのだ。

 

人が多いことが悔やまれる。

 

で、

中に入ってみた。

 

土足厳禁なので、靴を脱いで中へ入った。

 

わざわざ靴ひもをほどき中へ入ったのである。

 

そして薄暗い奥の方へ目を凝らす。

 

薄暗いのかイマイチよく見えない。

 

聖徳太子はどこだ!

見るために来たのにどこなのだ!

うぬぅ、どうしてもわからん。

 

諦めた私は横のパネルをみる。

そこには見えるはずの奥の方が写真に大きく写っていた。

 

そしてわかった。

奥の扉が閉まってんじゃんか!

そりゃ、見えるわけない。

見えてたら、超怖いのだ。

 

にしても御開帳システムだったとは…。

そんなことになっているとはつゆ知らず。のこのことココまで来てしまったのである。

意気消沈なのだ。

 

気を取り直して先に進む。

目指すは大宝蔵院。

チケットにはココの拝観料も含まれるので、行かないわけにはいかないのだ。

 

で、

写真は大宝蔵院へ行く途中に、高床式の建物があったので撮った。

ただそれだけである。

こういうところは、小学生の頃からまだ成長していないかもしれない。もう51歳なのに…。

 

でも、ほら、なんかおもむきを感じないか高床式に。

 

ココへはまだ人の波がなだれ込んでいないようである。

しめしめ。

 

人がいないので、のんびりと道の途中にあった中庭を眺める余裕もあるのだ。

ココロ静かである。

 

どんどん進む。

 

大宝蔵院入り口。

数人の出入りを見送って、人がいない一瞬を撮る。

なんか新しい感じがして、昔に建てられました感がないのだが。コレはコレで良い。

 

入り口を抜けると、このような景色が目の前に。

 

なぜだか頭の中に、ゴダイゴの『ガンダーラ』が流れ出し。西遊記の世界が思い浮かぶ。もちろん悟空がマチャアキさんのヤツである。

 

先日、八戒もあちらへ逝かれた。

幼いころからテレビなどで、見たり聞いたりしてた人が、どんどんあちらへ逝くので寂しい。

 

皆さんのご冥福をおいのりします。

 

大宝蔵院で、国宝を眺め、仏像を拝み、粛々と退場。

人はいたけれど、混んでいるというほどではなく。比較的ゆっくりと観ることができたのでよかった。

 

スズメが遊んでいたので撮るも、広角レンズなのでドコにスズメがいるかわかるまい。

 

火災は怖い。

用心用心。

 

本当はこの後に向かった夢殿のことも書いて終わりたいトコロだけれど。

今回はここまで!

 

続きは次回の講釈で。

ということで、

各々方、

頭の中でガンダーラの曲を流してくだされ。

 

つづく