ほとんどの梅が散ってしまった大阪城梅林。
「よう来たのう」
ジョウビタキのジョビ郎は、そう言っているかのように、其処にいた。
咲きだしている桜もあるので。
もう出会えないかもしれないという思いもあった。
でも、
ジョウビタキは待ってくれていたのだ!
この日は3月3日ひな祭りの日。
天気は晴れで、野鳥に出会うには申し分なし。
しかし、梅林はもう7割ほどが散ってしまっていた。
コレは咲き始めの頃よりも、分が悪いかと頭をよぎる。
そんな中、まず出迎えてくれた。
ツグミである。
私がシャッターを切るまで、ソコにいてくれたツグミ。
非常にありがたかったのだけれど…、君ではないのだ。
そして次に姿を見せてくれたのは。
ムクドリなのだ。
ムクドリは近所でも、見かけることがあるのだけれど、まだ写真に撮ったことがなかったので、晴天の下、シッカリキッチリちゃっかりと撮らせてもらった。
これまたありがたいのだが…、君でもないのだ。
先月に来た時よりも、カラス以外の野鳥をよく見かけるなと思いつつ、奥へ向かって歩いていると。
ジョビ郎はちょこんとソコにいたのである。
「ガスの栓、しめて来たっけ?」
急いで家を飛び出してきてしまったので、ふと不安になるジョビ郎であった。
私のためにスマナイ。
おわり