万博記念公園の竹林。
狙った獲物を撮ることが出来ず。
公園内を彷徨い歩く。
そんな時の一枚である。
私のその時の気持ちを表現してみたと言ってもいいだろう。
この1枚である。
うん。
で、
どういうこと?
と、
思われる方も多いことだろう。
ハイ!
正解である。
「よほど何も撮るものがなかったのだろな」とでも、思ってもらえたならば本望なのだ。
で、
である。
狙っていたモノというのが。
ジョウビタキという鳥である。
去年とかおととしとか。野鳥にほとんど興味がなかった時なんかには、ちょくちょく顔を見せてくれていた。
ので、
今シーズンもきっと出会えて、写真を撮れるだろうと思っていた。
が、
まったく見かけないのである。
大泉緑地公園、長居公園、万博記念公園、大阪城公園と、出向いてみたのだけれども、見かけないのだ。
他のブログさんなどでは、ちょくちょく登場しているというのに…。
なぜなんだろう?
やはり探し物は、必死に探している時には見つからないものなのか。
探すのをやめた時にみつかることもよくある話なのだろうか。
ま、ジョウビタキなのでカバンの中とか、机の中を探すということはないのだけれど。
ということで、他の野鳥。いつも遊んでくれるメジロとシジュウカラなどを撮ってまわっていたりするなか。
万博記念公園にて、なんだかよ~わからんけれども。
鳥なので撮りました…。
というような、なんとな~く撮った写真がコチラ↓
ガッカリしながら帰宅し、Googleレンズ先生で調べてみると、どうやらジョウビタキのメスのようである。
そういえば、手持ちの野鳥図鑑で、オスとメスではガラが違うというのはうっすら知っていたのだ。
そうか、そうか、コチラさんがジョウビタキのメス、ジョビ子さんだったのか。
お初にお目にかかります。
いつもオスの方ばかり見かけていて、メスも一度は見てみたいと思っていたのだ。
気付かぬうちに出会っていたとは…。
帰って来てから大喜びした私であった。
そして後日。
ジョウビタキの雄を、仕事帰りの普通の道で見かけた私。
チャリンコをシャカシャカこいで、今日も解放されたと安堵感につつまれていた夕暮れ時である。
目の前を、スーーっと小鳥が右から左へと横切り。
最近では無意識に鳥の動きに反応してしまう私は、華麗にチャリをこぎ進みつつ、咄嗟に小鳥がとまったトコをキリッと凝視した。
するとそこにおわすは、ジョウビタキの雄、ジョビ吉だったのだ。
とある豪邸の塀の柵にとまったジョビ吉。
「なんやねん。普通におるんかい」と、
今までいろんなトコへ出向いて出会えなかった恨み節をココロによぎらせつつ、ジョビ吉の横をよぎる。
しばし進みつつ考えた。
戻って写真を撮ろうか?
それとも疲れた体を癒すべくこのまま帰宅しようか?
カバンの中には、NikonのD5600が常備されている。
このチャンスを逃したらもう今シーズンは出会えないかもしれない。
そう思った私は、戻ることを決心。
ジョビ吉との距離が5メートルほどの距離でチャリを止め、チャリに乗ったままカメラを出していると、察したジョビ吉は何処かへ飛んで行ってしまった。
しまった!
なぜに私はチャリに乗ったまま、無防備に近づいてしまったのかと後悔することになった。
冷静に考えれば、離れた所にチャリを置き、ゆっくりばれないように近づいて撮らねばならないことは承知である。
今年、御年51歳になろうかという漢。
恥ずかしながら、浮足立ってしまったのだ。
この2月23日と25日にも、ジョウビタキを写真を撮りに行きたいと思っていたのだが、雨降り止まず。この週末唯一の晴れの日、24日土曜日は仕事。
ああ、
もう今シーズンには、ジョウビタキの写真が撮れないのかもしれない。
我にチャンス到来あれ!
おわり