この時は、
体力温存することも考慮して、
甘樫丘までバスで移動したのだ。
ちなみに、橿原神宮東口からバスに乗った場合は、このバス停と逆、少し離れた空き地みたいなトコに、バスは停車します。
家を出た時の上空は天晴れだったので。
ヨシヨシ…今日も青空の下、写真を撮れるとほくそ笑んだのだが。
電車に乗ってから、
ガタンゴトンと目的地に近づくにつれ、
雲行きが怪しくなってきた。
せっかくようやく出かけられる時間が出来たというのに…。
晴天ではないのは残念である。
が、
雲の隙間から、陽射しがスポットライトのように、地上を照らすってのも、なかなかに神々しい感じもするので、これはこれでいいのかもしれない。
日曜日の朝の電車内。
見てすぐに、山歩きか、ハイキングなんかに行くのだろうという出で立ちの人が多い。
皆、薄く動きやすいながらも、しっかりキッチリ防寒できているのであろう、よく目にするマークがあしらわれている服装を着こなしている。
私もこないだ買った。山歩き用のズボンと靴を着用しているが、上半身は白のシャツにМAー1を羽織っているので、ただただ普段着を着たおっさんが、カメラバックを背負って電車に乗っているように見えていたろう。
って、誰がおっさんやねん。
否、今年50歳になるからおっさんかぁ~。
何の成長もしてないのに、年ばかりとってまう。
そういえば。
去年の9月に明日香村へ向かっていた時。
朝7時台の駅のホーム。
私が待つ電車がスーッとやってきた。
目の前を過ぎていく車両。
登校する高校生たちの中に紛れ。
ひとりの70代ほどに見受けられるおっさんが、手提げのビニール袋に、餃子の箱を入れて持っている姿が通り過ぎていく。
朝から餃子?
しかもパッと見て10ケースはありそう。
何処で買ってきたのだ?
そんな大量の餃子をどうするつもりだ?
ひとりで食べれるの?
それとも大家族がまっているのか?
頭の中は、あの通り過ぎて行った、餃子仙人のことでいっぱいになり。いろいろな妄想がふくらんでいく。
そしていろいろ考えてみても、朝から大量の餃子は不自然に思えてならなかった。
おっさんが持っていたのは、餃子が入った箱ではなかったのだろうか?
あの手の箱を、餃子が入っている箱にしか認識できない私がおかしいのか。
否、
あれはどう見ても餃子が入っているはず。
朝から餃子20人前を食す!
いやはや餃子仙人である。
ということで、
私は雲が多めの空の下。
甘樫丘を歩いて、2カ所ある展望台へむかうのであった。
ココが入り口である。
入ってすぐ左に休憩できるスペースとトイレがあるのだ。
まったく人気がないように見える写真であるが。
管理している人そうな方たちや、近所から散歩しにきてそうな人がチラホラ。
ゆっくり歩けて、なかなか良いのだ。
つづく