一の橋から御廟への参道。
墓地なのだけれど。
お墓がズラリと並んでいるのだけれど。
霊園とは違う。この厳かな雰囲気よ。
落語の『天神山』に登場するヘンキチの源助のように。
桜が満開の季節に、花見ではなく墓見に出かけるというほどの変わり者ではないのだけれど、高野山のこの参道はたまに歩きたくなるのだ。
この日は、たまに人とすれ違う。
ほぼほぼ外国の方であった。
ま、
日本人であれ。外国人であれ。おひとりさまは私ひとりのようである。
否、
今回は連れがいたか。おもちゃやけど…。
アム・シャの前の苔だかなんだかを寄って写真を撮ってみる。
なんか見たこともない世界がそこにはあったのだ。
つづく