ふと目を向けると、
メジロがたたずんでいた。
うれしいかなうれしいかな。
まず目指すは、川原展望台。
トオイシンセキ…じゃなかった。
奈良原くんと別れてからしばらく。
緩いの上り坂を、ゆったりと歩いていると、右側の茂みの方でカサカサっと音がするので、ふと目を向けたら。メジロが数羽であっち行ったりこっち行ったりとせわしなく落ち着くことなくそこはかとなく飛び移っていた。
今年になって初めて出会ったメジロたち。
どこかの梅林に行ったらまた。きっとメジロたちもいるだろうから。その時にまた写真を撮ろうと思っていたが、まさかここでお会いするとは嬉しい限りである。
メジロはかわいいのでずっと見てられる。
数羽いるのに、一緒にいる所がキチンとシッカリ撮れない。
みんなが写るように撮ろうとしたら。
それはただの藪になってしまうのだ。
残念。
なんか和菓子でこんなのがありそうである。
茎と葉の間から私を見て何か言ってそうである。
私には聞こえてくる。
「This is a Pen. なんだバカヤロウ」
勝手に近づいてカメラをおもむろに構え。カシャカシャアと撮影しだした私へのメッセージである。
メジロを堪能し終え。
私はまた歩き始めるのであった。
つづく