高野山 大門 2022年10月
ご覧いただいた写真は大門を横から撮ったモノである。
大門の写真を撮ろうと思ったならば。
門らしく見えるように、大門であるとわかるように撮るのが普通であろう。
観光写真としたならば駄作である。
それがわかっていてのこの写真…。
そうなのだ。私は変わり者である。
にしてもあの木の組み具合。
どうやったらああいう風にできるものなのか。デザインとしてああしているのか、ああいう風に組まないとキチンと建てられないのか、知識のない私にはわからないが、スゴイなぁと素直に感じることができるのだ。職人技にあっぱれ!
テクテク歩いて大門に到着。
私がこの写真を撮りまくっていた頃。すぐ横に大門行きのバスが到着して、パラパラと人が降りてきた。
降りてきた人たちは、写真を撮っている私と不思議そうにチラリと見て、さっさと大門の正面へ歩いていく。
誰ひとりとして、私が撮っているトコから、写真を撮ろうとする人はいなかった。
ま、そうでしょうよ普通はね。
通り過ぎてく人たちを見送ってから。私は再びこの場所で撮りまくった。撮りまくって選りすぐってこの程度の写真である。
世界で超有名の写真家さんが、体調不良になり自暴自棄になってどういうわけだか、この写真を大絶賛してしまう、な~んてことでもない限り、誰もこの写真をほめないであろう。
へそ曲がりな写真、私は好きだけれど(笑)
キレイに撮れてるのになぁ。
さぁ、門をくぐって次に向かうは壇上伽藍。
しばらく留まった大門を後にして、来た道を戻る。
おわり