4月最初の日曜日。
この日も天気がよかったので近くの河川敷へ行ってたのだ。
前日に桜も写真を撮ったし。今日はつくしでも撮れたらと思いつつ堤防へ。
しかし、子供の頃よく見かけたつくしを久しく堤防で見てないことが気がかりであった。
そう。
近所の堤防は、数年前に補強されたのだ。
その時に土が変わったのかどうなのかわからないけれど、子供の頃によく見かけたテントウムシやカマキリを堤防で見ることがなくなったのである。あとアマガエルもたくさんいたけどいなくなった。そして、春になるとあちこちで見かけたつくしもみなくなったのである。
で、子供の頃まったく見かけなかった紫色の花が、堤防一帯を覆うように咲くようになったのだ。
変わらず残ったのは、バッタ類とコオロギ、それからアシナガバチ。
小学生の頃、テントウムシが住みかとしているトコだったのか、テントウムシの成虫はもちろん、幼虫もたくさんいる場所を知っていて、母上が育てていたクチナシの花にアブラムシがたくさん寄り付いていたら、すぐさまテントウムシにアブラムシ駆除してもらうため、数匹捕まえてきて離したりしていた。
テントウムシは、かわいらしいし、とても役に立つ、とても大好きな虫であった。
20代の若い頃には寄り付かなかった堤防。
40代になり。求職中に金もなく行くトコもなく、堤防で時間をつぶすようになってから。ちょくちょく河川敷に足を向けるようになった。
テントウムシは見かけないし、川の水は汚いことこの上ないけれど、ここに来たら空が開けて見えるのがなんとも心地よいのだ。
でも、ま、水が汚いと書いたけれど。子供の頃よりかはマシになっているのかなという印象はある。そう思うひとつの理由は、ヘドロのニオイがマシになった。否、堤防の上にいるだけならば、ほぼほぼ臭わなくなったように思う。
で、
つくしを探すべく草むらをよく見ながら歩いていた時に、久しぶりに見かけたのだ。
私は嬉しくなって写真を撮りまくる。
また感情が高ぶりすぎていたせいか。ガチにピントが合っている写真が少ないこと少ないこと。寄って撮るときはオートよりマニュアルの方がええのか?と思ったりする今日この頃。
一匹のテントウムシを追って撮っていると。まわりにも数匹いることに気付く。
今月で見事に50歳になる私であるが、超超うれしくなった。
以前、子供の頃に見つけたポイントとはずいぶん違うトコであるが、どうやらここいらはテントウムシの集落なのかもしれない。テントウムシは帰って来たのだ。
幼虫は見かけなかったけれど、これから夏そして秋に向けて見かけるようになるのだろうか?
私はココを、このテントウムシがいるポイントの場所、テンポイントをこれから気にかけて行こうかと思う次第である。テントウムシが増えればいいな!
あとタンポポも紫色の花の隙間をぬってがんばって咲いている。
でも、つくしをこの日、見かけることはなかったのであった。
残念である。
つくしの写真が撮れなかったので、もう一枚タンポポの写真で今回は終わりとする。
おわり