2025年6月21日。午前5時過ぎの1枚である。
静かな時が流れる中、木々や虫に囲まれながらの一枚なのだ。
蚊よ、お前に虫よけスプレーは効かないのかい…。
この日は早く起床した。
理由は簡単。
会うのが難しいとされる野鳥と出会うためである。
起きてすぐに出かけることが出来ない私は、3時半に目覚ましをかけ。
キッチリ3時半に起床成功!
シッカリと朝食を済ませ、朝のルーティーンをこなし、向かうは大泉緑地公園。
自転車で向かう。
予定では夜明け前に到着予定だったけれど、毎朝の便をなかなかもよおさなかったので、家を出るのが遅れてしまったのだ。
出すもの出さないと、スッキリ出掛けられないのである。
そんなこんなで、到着したのが5時10分ぐらいだろうか?
辺りはもうすっかり明るくなっていた。
仲がよろしようでなによりである。
とりあえず私は、以前にサンコウチョウを見かけた地点へと向かう。
が、
この日も見かけることはなかったのだ。
頑張って早朝から来たというのに、上手くいかないものである。
林道の中にジッと動かず、ジッと藪の中にいないかどうか見ていたこともあってか、手の甲、左右とも、蚊に刺されてしまっていた。
私は出かける前に虫よけスプレーをかけてくる。
しかもカバンには携帯用の虫よけも装備している。
けれど、
なのに、
蚊にやられてしまっているのだ。
無念である。
悔しい気持ちで、ココロが張り裂けんばかりなのだ。
そこで私は考えた。
ならば肌を出さねばよいと…。
というわけで、私はこの真夏でもないのに、すでに蒸し暑い朝の中、長そで長ズボンで散策している。
手と顔は、むき出しとなる。
なので、手には虫よけスプレーをプシューッと多めに吹きかけておいた。
さすがに真っ白になるほどではないが、いつもよりもしっかりめに吹きかけたのだ。
顔にもつけたいところである。
が、
私は見かけによらず肌が弱い。アレルギー持ちでもあるので、顔だけは無防備となる。
ので、
帽子にたくさんたくさん虫よけスプレーを吹きつけておく。
これで安心…。
と思いきやである。
シッカリと肌が出ている手の甲に蚊は食らいついてきた。
なんでやねん。
私のココロは悲しみに暮れる。
サンコウチョウの姿は見そうもないし、刺されたトコがかゆいので、その場を離れ、ベンチのある広場へ移動。
するとちかくにシオカラトンボが飛んで来て。
なにもない地面に着地した。
休んでいるのだろうか?
蚊に刺された私を笑いに来たのだろうか?
シオカラトンボを横目に眺めつつ、カバンからムヒを取り出し塗布。
そして、カメラ撮影用のグローブ、防寒用ではないモノを取り出し装着。
私は狡猾な男である。
きちんと次の手をご用意されていたのである。
アレだけ虫よけスプレーをかけたんだから大丈夫だろうという認識から、暑いしグローブはしないでおいていいだろうと思っていたのだ。
が、
ココの蚊がすごいのか、虫よけスプレーの効果がないのか、はたまた私の虫よけスプレーの使用方法が悪いのか、刺されてしまった。
となればもう、グローブをしない手段などない。
残すところは顔のみとなる。
こうなると蚊は執拗に顔付近にやって来る。
ブ~ンと音がするたびに。
何かチクッと感じるたびごとに。
顔を、己の忌まわしき顔をおもいっきりひっぱたく。
他人からすれば、急に顔をはたくおっさんがいたならば、おそらく狂人だと思われることだろう。
が、
私は狂人ではないのだ。
ただ蚊の対策を講じているだけなのである。
どうか…、なにとぞ…、怖がらないで欲しい。
優しい目で見ていただき、放置していてもらいたい。
私の完璧な対策もあって、顔と首回りは蚊に刺されずにすんだ。
樹のみちへ戻った私はその後、いつも歩くコースをゆく。
コゲラもなかなかジッとしてくれない。
ドラミングって言うのだったか?トントントントン木を突いてくれる時を待つ。
進行方向を予測して撮るという事も出来るようになってきた。
同じコゲラの、似たような写真をご覧いただいております。
どちらのコゲラの写真がお好きだろうか?
私は2枚目の方かなぁ。
時期的にいきいきとした新緑の中のコゲラかなぁと……。
ついでに、今年の2月に撮って、トリミングしたコゲラの写真をあげそこなっていたのでココに載せておくのだ。
この後、オオヨシキリの今を確認するべく。
池の方へ移動。
たくさんのオオヨシキリが、鳴き、飛びかっていた。
今週のオシリ!その1!
今週のオシリ!その2!
この日も元気にしておりました。
ひらひらと飛ぶちいさい蝶のような虫を捕獲する瞬間も見ることが出来たのだ。
残念ながら写真はないけれどもね。
少々記事が長くなってきているけれど、もうしばらくお付き合いください。
アオサギって口に入るモノなら、何でも食べるらしい。
魚や昆虫を食べているなら、見かけても「ああそうなのね」という感じで観ていられるが、小型の哺乳類や野鳥を食べているのを見かけたならば、私はちょっとひくかもしれない。
が、
この立ち姿は、
かっちょいいのだ。
あと、
私が超望遠レンズを購入し、里山や自然公園へ出向くことが多くなり、いろんなトンボを目にするようになった。シオカラトンボやイトトンボはもういないと思っていたかれど、ココでキチンと生きていたことを知る。
この日はヒラヒラと飛ぶ黒いトンボと遭遇したので、写真を撮る。
Googleレンズ先生によると、ハグロトンボというらしい。
黒い羽根に、メタリックな感じのボディ。
なかなかにカッコイイではないか!
ずっと何枚も写真を撮らせてもらっていたら。
握手を求められた。
って、
そんなわけない。
今回の大泉緑地公園記はこんなもである。
早く起きて行ったものの、いつもと変わらぬ成果となってしまい残念である。
ただ、
私以外にもカメラを持った方々をみかけたので、きっとサンコウチョウなどいることだろう。
きっとどこかに…。
おわり