2025年3月1日。大阪城梅林にて。
予報では晴れのはずだった朝。
空は雲に覆われて、街も靄がかかっていた。
大阪城の梅林は、全体的にみると4割ほど咲いているかなぁと言う感じだった。
梅林を北と南にズバンと分けると、北はまだツボミが目立ち、南はほぼ咲いているといったところ。
見頃の人の混雑を考えると…。
ある意味、今が見頃かもしれない。
という事で大阪城梅林の開花情報は終わりである。
ココからは、私の趣味の話となるので、興味のおありの方々は、ゆるりと読んでいただけるとうれしいかぎりなのだ。
朝露と梅…。
なんで?
天気予報は晴れマークだったはず。
私は寝る前にシッカリキッチリチャッキリと、1時間刻みの天気予報で朝方の晴れマークを見て、ヨシ行ける!ゴーサインを出しつつ眠りについた。
そして4時半。
寝ぼけまなこで、再度天気予報を確認する。
私は用心深いのだ。
もしここで曇りマークだったりしたら、二度寝していただろう。
が、
何回見ても、片目ずつ見ても、読書用ルーペをかけて見ても、間違いなく晴れマークがずっと続いていたので、それならばしょうがないと起床する。
顔を洗い。
朝食を済ませ。
荷物をまとめて外へ出ると…。
曇天!
ああ曇天である!
外は日の出前とはいえ。
この時季の時刻としては、あまりに暗く。そして霞んでいた。
天気予報は晴れなのだ。
そのうち晴れるだろうと、そのまま大阪城梅林へ。
到着したのは7時過ぎ。
梅が見頃になると、人が増えるのは道理。
だから私は早朝からノコノコとやって来ているのだ。
が、
その甲斐もなく、梅林にはチラホラと見物する人がいらっしゃった。
皆、考えることは同じなようである。
ガッカリしつつ梅林を彷徨う。
梅の香りを味わいながら、ゆっくりと梅林を彷徨い歩く。
目的はもちろん野鳥である。
野鳥と梅を一緒に撮りたいと考えているのだ。
ジョウビタキのオスと出会う。
人気のないところに彼はいた。
もっと梅が咲いているトコへとどまって欲しいけれど、そうそう思い通りにはいかない。
でも、
ま、
出会えないよかよろしいので、ありがたく写真を撮りまくる。
ジョウビタキに限らず、野鳥ってなんでいつもこのポーズをとるのだろう?
しばらく眺めたりしていると、『はて?』というようなポーズをとる野鳥が多いように思う。
昨日の晩御飯に何を食べたか思い出しているのかもしれない。
今日はメジロの群れというよりは、大群と遭遇することが出来たのだ。
コレはチャンスと狙いを定める。
が、
思うように撮れない。
メジロが近くに居すぎて、なかなかピントが合わないのだ。
鳥認証をしてくれたならば、もっともっともっと写真を撮れただろう。一瞬ちょっとだけ自分のカメラ、NikonZ7Ⅱにイラつく。
オートだと、ピントが合いそうなトコで、急に違うトコにピントを合わせようとするので、マニュアルにするも、メジロを追いつつだとなかなかうまくいかないのだ。
あまりにメジロを近すぎて、焦点距離ギリギリということもあり、超望遠ではピントが合いにくいのかもしれない。
知らんけど。
すぐそこにいるメジロが撮れないことにイラつく私。
そして、
超望遠ズームなのに、すぐそこにいる被写体を撮らされているレンズ。
ほとんどの写真が、この日もピントが甘い感じになってしまう。
が、
大きく引き伸ばして見なければ、どうと言うことはないのである。
逆にキッチリバッチリシッカリとメジロにピントが合ってるよか、ちょいぼやけた方が、柔らかい感じになってええではないか。
うん。
良いのだ。
……ぐぬぬ。
にしても悔しい。
せっかくメジロが大群で押し寄せてくれていたのに。すごい光景をみせてくれていたのに、野鳥を撮り始めて2年目になるけれど、まだ飽きることなく野鳥を追えそうだ。
松の木にいたメジロは、なんとなくうまく撮れていた。
シジュウカラの姿もチラホラ見かけるも、これまた梅の咲いているトコへはなかなか行ってくれない。
咲いている所は、基本人が多くいるからかもしれない。
このシジュウカラは、ずっとキレイな声で鳴いていた。シジュウカラ界では、有名な歌鳥なのかもしれぬ。こぶしは聞いてなかったけれど、透き通ったいい声だったのだ。
コチラはヒヨドリ。
いつもは、ギャーギャーうるさく飛び回っているイメージだけど、一生懸命に梅の蜜をなめているためか、今日は物静かだった。
9時前になり。
人で混雑しているというほどではないけれど、多くなってきたので退散することにした。
坂道から梅林を見下ろすと、メジロの群れがまた梅の木々を大移動していた。この写真にメジロが多数いるのだけれど、わっかるかなぁ~わかんねぇだろうなぁ~。
スズメが私の帰りを見送ってくれた。
菜の花もキレイに咲いていた。
春である。
今年の梅は開花が遅いようなので、もうしばらくは梅の花を楽しめそうである。
来週はドコで梅と野鳥を撮ろうか?
おわり