2024年11月23日。醍醐寺にて。
前回、醍醐寺に行ったのはいつだったろうか?
確か9月のはじめころだったような。
その時にお寺の方が、秋の紅葉の季節が綺麗なので、銭その時もいらして見てほしいとおっしゃっていたので、えっちらほっちらとやって来たわけであるけれど…。
とにかく思い通りにならない小旅行になってしまったのだ。
今回は、同じJRでも奈良の方から、大和路線の方から六地蔵駅まで出て、バスで向かうことにしたのだ。こういう行き方もあるのかと感心し、乗ってみたはいいけれど、早朝の電車だからか各駅停車であった。
ので、
かなりの時間を要してしまったが、ま、思ったより混んではいたが、座って行けたしソコは良しとした。
お尻が椅子にくっついたかなと思い始めた頃に、JR六地蔵駅に到着。
意気揚々と駅を出る。
真ん前にタクシー乗り場がある。
が、
バス乗り場らしきものがない。
バス停どころか、バス停はコチラという表示も何も見当たらないのだ。
「あれ?」と思いながら駅の前あたりをウロウロウロウロする。
バスの時間が迫る中。
気持ばかりが焦る。
歩いて醍醐寺まで行こうかとも考えたが、その後に山を登り歩くこと考えると、体力は温存しておきたい。
そこでひらめいた!
そうだNAVITIMEのナビで行こう!
差し迫る時間の中。
スマホを撮りだし、起動させ、NAVITIMEアプリをポチッとな。
あらかじめ自宅から醍醐寺までのルートを検索していた私。
六地蔵駅からバス停までの地図を開こうとすると…。
エラー。
なんどやっても。
エラー。
もうバスが来る時間である。
私は駅前をウロウロオロオロしながら、苛立つ。
そして私はまたもやひらめいたのだ!
「そうだ!一つ手前のバス停の京阪六地蔵駅へ行こう」
JR六地蔵駅前には、バス停の表示はないが、京阪六地蔵駅はコチラという表示はあったのだ。
私は急いで京阪の駅へ向かう。
以外に近いようだ。少し歩いた川の向こうに線路と駅らしきものが見える。
良しと思ったその時。
私が橋を渡ろうかと思ったその時だ。
向こうから私が乗るはずの山科駅行きのバスがやって来た。
アラ?
と思ったそのあとすぐに思い出した。
私はJR六地蔵駅がバスの終点だと思っていたが、京阪六地蔵駅が終点であり発であることを…。
前回の帰りには、この京阪六地蔵駅から帰宅したのに…。
私は焦る中、都合のいいように勘違いしてしまったのである。
ガッカリした私は、とりあえずJR六地蔵駅へもどる。
そして、
タクシーで行こうと決意するのであった。
タクシーにご乗車して、醍醐寺へと告げてすぐ、私はタクシーの運ちゃんにこの駅のバス停はどこなんすかねぇと尋ねたら。
駅から離れたトコを教えてくれた。
私の感覚で言うと、駅の裏の大通りという感じか。
とにかく表示でもないと、初めて来る人にはわかるまいというトコなのだ。
バス停は思いのほか遠くわかりづらいのだ!
なんならもうタクシーをご利用ください。
タクシー乗り場は駅の目の前、すぐそこなのである。
で、
醍醐寺に到着。
到着してすぐに、私の嫌な予感は的中していた。
こないだ来た時は、言えば、シーズンオフ。
人はまばらで、ゆったりと見てまわれたが、朝一番のはずなのに、もう多くの人の姿が見える。団体客の方々もいらしたのだ。
きっと皆も、醍醐寺のある山の紅葉を目当てに来ているのだろう。
上醍醐には、下醍醐の主要なトコを見るチケットなしで、行くことが出来る。
総門をくぐってから、西大門まで歩き、西大門の手前で右へ曲がり、伽藍エリアを迂回するかたちで上醍醐へいく入り口、あそこは女人堂かなぁ…。
この仏像さんらが並んでいる前に、受付の建物があるので、下醍醐に寄らないのならば直接ココへ来ればいい。
しかし、私はこの時も下醍醐を見てまわれるチケットを買っていたので、伽藍エリアを通り抜けて女人堂まで来た。
しかしこの時も私は失敗していたのである。
下醍醐のチケットを購入したものの、人が多いのでとりあえず先を急いだのだ。
三宝院も伽藍エリアもほぼ素通りで歩いたのである。
人が多いので、まだ人が少ないであろう上醍醐へ急いだのだ。
下醍醐は上醍醐から下りてきた時にゆっくり見てまわればいいと…。
そう思ったのだ。
けれど!
なんと!
一度下醍醐を出ると、もう二度と戻れないのだ。
出てしまったならば、ハイ、それまでよぉということで戻れないのである。
失敗した。
下醍醐で撮った写真は数少ない。
だって急いでたんだもの、人が多いのだもの、仕方ないのだ。
弁天池にも、すでに人がチラホラ。
外人さんが、家族連れが、思い思いに写真を撮っていた。
私にとって邪魔だけど、皆さん各々に観光を楽しんでいるのである。
私は何も言えないし、言えるわけないし、言えることなどないのだ。
ああ、つかの間の下醍醐。
こないだ訪れて、キレイだと思った無量寿苑。
ココにも家族連れがいて全体の写真は撮れなかった。
でも、まったく紅葉している風ではなく、ほぼこないだ来た時と変わらないようだったので、別にいいかと思ったり思わなかったり。
とにかく、
色々と上手くいかないスタートとなってしまったのであった。
気を取り直して、いざ、上醍醐へ。
つづく