国営飛鳥歴史公園の高松塚地区へ。
飛鳥歴史公園館の裏手からはいってみると、見事に色づいているのを発見し、しばし紅葉狩りをする。
近くの茂みで野鳥の鳴き声が聞こえてきたので、探してみるも、姿は見えず。
なので、紅葉の写真を撮って先へ。
ちょっと開けた駐車場のようなトコで、ヤマガラと出会う。
一生懸命にお食事中。
こうなると私のことなど眼中にないので、ジックリ撮れるのだ。
が、
ピントがヤマガラに合ってないのは、ご愛敬ということで…。
ヤマガラに別れを告げ。
トンネルをくぐって、芝生広場の方へ歩いて行くと…。
霜が降りていたのか?
早朝から焚火をしていたのか?
ものすごく幻想的な光景を目にしたのである。
写真で伝わりきれない壮大さがそこにあった。
実際に目にしたのは、この写真よりも神聖な雰囲気が漂いまくっていたのだ。
ナニ?
なに?
何?
これから仏様でも降臨なさるんですか?
もっともっとずっとずっと、数百,数千、数万年後に降臨されるというのは耳にしていたんですけれど、今なんすかってなもんである。
明日香村ならばありえそうに思えるのだ。
ずっと眺めているわけにもいかないので、野鳥をもとめて足を動かす。
高松塚古墳の壁画の方へは行かずに、まずはこじんまりとした古墳の中尾山古墳へつづく道を歩いて行く。
そしたらそのちょうど古墳があるあたりで、道に沢山の野鳥がいることに気がついた。
「あれ?シジュウカラかいな?」
そう思った私は一歩二歩近づくと、野鳥たちはいっせいに四方八方へ飛んでいった。
シジュウカラならばもう少し近づけると踏んでいたのに、失敗したのだ。
ここいらのシジュウカラは警戒心が強いのかもしれない。
木の上の方へ移動した野鳥たちをしばし観察。
あ!
シジュウカラではない。
これはイカルという野鳥である。
Googleレンズ先生がイカルであるという。そして私もきっとそうだと思った。
このイカルの群れ。
10羽や20羽どころではなかった。
100羽はかるくいるんではないかというぐらいにソコにいた。否、そこいらじゅうにいたのではなかろうか。
カサカサガサガサコツコツと、イカルが食事をしているであろう音が、私の周り一帯でしていた。
沢山いるにはいるけれど、写真を撮るチャンスはそうなかった。
私を警戒してか少し距離があり、しかも常に動いているし、何より暗かったのだ。
とある木の股というのか、V字の底のトコに食べ物があるらしく、イカルが入れ代わり立ち代わりやって来るのを発見。
もっと近づきたかったけれど、前方は急な斜面だし、動きようがなかった。
撮っている時は、たくさんいるイカルに気が舞い上がってしいた。
冷静だったならば。もっといい写真が撮れていたかもしれない。
私はイカルを見るのは、初めてである。
あれ?仲良くしていたと思ったら。
話し合いもうかくいかず。
1羽のイカルがこの場所を独占したようだった。
明るめなトコにいたイカル。
羽の鮮明なブルーが、とてもキレイだった。
ココへ来て早々にジョウビタキの雄と出会い。
初めてみるイカルの大群と出会う。
早起きしてきてよかったと思いつつ、先へ進むのであった。
つづく