お日様が顔を出し始めた頃。
私は大泉緑地公園に立っていた。
2024年11月24日。
つめた良く感じる風が吹く。
自転車をコギコギして、温まった身体にはちょうど良い心地よさであった。
野鳥!撮ったるど!
やる気満々、勇気凛々、でやって来たものの。
肝心の野鳥の姿が見えない。
いないわけではないのだ。
だって周りで、そこいら中から、さえずりが聞こえてくるのだから。
朝早く来すぎたのか?
そう思いながら森林公園内を歩く。
これではただの散歩である。
が、
ま、
それはそれでいいのかもしれない。
歩くのは健康にいいのだから。
って、
言うものの。
私は前日にあそこへ行き。
歩きまくって足がパンパンになるほどだったので、もう今日は歩かなくても良いのかもしれないけれど。
前日からどうもうまくいかないなぁ。
そう思っていると…。
メジロの群れと出会う。
ようやく近場に姿を見せてくれたので、うれしさのあまり、ピントが合う前にシャッターを押したのかってぐらいに、どれもピントがずれていた。
最近はオートではなく。マニュアルで撮ることが増えてきている。鳥認証できないので、オートフォーカスではなかなか野鳥にピントが合わないのだ。
「えーい、それならば自分であわせるまでだ!」となったのである。
目視で見つけ、カメラを向けてピントをあわせる内に、移動しまくる野鳥。
苛立つ気持ちもあるにはある。
しかし、
だからこそ、
マニュアルでシッカリキッチリバッチリ撮れた時などには、うれしさがハンパないのだ。
野鳥がいる方へカメラを向ければピントが合う。
そんなの野鳥撮影の面白さが半減しそうである。
ただ、
その分、
野鳥の動きの瞬間瞬間をキッチリとらえらえそうで、面白さが倍増しそうな気もする。
うむ。
引き分けである。
ということなれば、鳥認証できるカメラが欲しくなるわけであるが。
易々と手が出せるわけではない。
NikonのZ8って、今、どのくらいのお値段なのだろう?
まちがいなく、お求めやすい価格ではないはずだ。
ああ、年末ジャンボが当たりますように。
今日から毎晩そう願いつつ眠りに着くことにする。
きっとこれで解決するであろう。
あ!その前に年末ジャンボを買わないとダメだ。
で、
私の最近のメジロの写真であるが。ドコにメジロが写っているのか、スマホで観たらわかりづらい写真ばかりで申し訳ないのだ。
まぁ、昔に流行ったウォーリーを探せみたいなココロ持ちで見てくれると、ありがたい。
野鳥がいないから。
秋らしい落ち葉なんかを撮ってみる。
ま、
そんな日もあるさと思いつつ、ガッカリしていると…。
一羽のモズが現れた。
去年、野鳥撮影を始めた頃には、ほぼほぼ見かけなかったモズ。
この頃は、チラリと姿を見ることが出来るようになった。こないだ行った高松塚地区でも、姿を見せてくれたモズ。こんな身なりで、肉食というのが信じられない。可愛らしい身なりなので、お花の蜜とか木の実や果実なんかを食べていてもらいたいものである。
ま、
モズも観れたし帰るべぇと歩いていると…。
アトリ参上である。
写真を見ると、足をピーンと延ばしてとどまっているように思えるのがおもしろい。
「な、なんのつもりだ!」と問いたくなる。
もちろん。
足をピンと伸ばしたままとどまっていたわけではないことはココに書いておく。
そしてアトリは一羽ではなかったのだ。
アトリの群れと遭遇である。
今日はメジロの群れも、シジュウカラの群れも、どの群れも木の高いトコにいたのであるが、アトリの群れは低い位置まで下りてくれだした。
コレはチャンスと木に隠れつつしばらくその場に滞在するのであった。
ああ、背中の柄もしっかりと見せてくれるのだ。
ありがとう!
そうこうしているうちに、一羽のアトリが水場の近くへ。
水面に映る自分の姿を見て、見惚れているのだろうか?
自分に見とれるアトリの後ろに、別のアトリが!
スマホだと非常にわかりづらいやもしれないけれど。
また一羽増えた!
これで三羽である。
右端のアトリが、二羽いるのがわかりづらいか?
が、
これで、四羽である。
二羽飛んで行って、しばらくすると、そこへメジロがやって来た。
野鳥は皆、ナルシストが多いようで、皆が皆、水面に顔を近づけて自分の姿に見惚れている。
メジロが水を飲んで飛び去ると、またアトリ二羽追加!
そして、アトリが五羽になった瞬間である。
これはもう!アトリ祭り開催なのだ!
五羽全てがキッチリ撮れていないのと、アトリが保護色の効果なのか、パッと見ではわかりづらいのが悔やまれる。
まったく収穫がないのかと思っていたら。
アトリ祭り!
早起きして良かったのだ。
ありがとう。
おわり