かがやん写真館

撮ってきた写真に 言葉を添えて…。

柿食わず鐘鳴らずとも法隆寺…その3

西円堂の方から、西院伽藍を望む。

 

五重塔が早くこっちへ来いといざなう。

 

それでは参りましょう。

ということで法隆寺へ行った時の話のつづきである。

 

文化財をたいせつに らく書きはやめましょう』と書かれている札。

 

年季が入った塀のいたるところに、この札がさがっていた。

 

けれど…。

わかりづらいやもしれないが。

塀に落書きの跡があった。

それも札があるトコからそう離れていない場所にである。

 

相合い傘。

 

どういういきさつで、ココに相合い傘なのか?

 

私はなんとなくわかる。

悪ふざけであり、落書きした本人もなんで書いたのか理由はないのだ。

 

若気の至りなのか?

ええ歳こいた大人だったとしたら、世も末である。

 

落書きを見て、ガッカリした気持ちになった私は、ふと足元を見る。

 

私の足。

なんてひ弱な足なのだろう。

そして、

オレンジ色のニューバランス履いているおっさんってどうなん?

 

ありやな。

否、

アリであってほしい。

 

え!

人による?

 

でもオレンジ色も好きなんだもの仕方ない。

 

そう言い聞かせつつ。私は西院伽藍入口へ。

ちなみに普段使いの小さめのショルダーバックもオレンジ色だったりする。

 

中門がある左側から中へ入ることが出来て、入ってすぐ正面に受付がある。ソコにて拝観料を払い、進んで行くと係りの人がいて、チケットを見せ、晴れてご入場となる。

このチケットは、西院伽藍の他に、大宝蔵院と夢殿も観れるのでキチンと持っておこう。拝観料は、えーと、うーんと、忘れてしもうたとです。

ちょっと高めの設定だったろうか?

否、そうでもないか。

きっとお求めやすい拝観料だった気がする。

 

で、

いよいよ!

 

ダダ~んと五重塔である。

四方の入り口から中へ入ることはできないが、見ることが出来る。何があるのかは、行ってみてからのお楽しみなのだ。

 

ほとんどの人が中を見てくのは当たり前なんだけど、人を写りこまぬようにココロ掛けているので、いなくなるのを待ちながら撮って周った。

 

この時は、まばらに人がいる感じで、少し待てば回廊もこんな感じに撮れるのだ。

 

長~い通路のように見える不思議。

実際はそうでもなかったりする。

 

大講堂。

ご本尊の薬師三尊像がいらっしゃる。

 

金堂と五重塔のツーショット。

 

ここいらあたりから。人が増え始めるも、なんとかハッキリと写りこまぬように撮ることが出来たのだ。よかったよかった。金堂は中に入ってグルっと見ることが出来る。年季が入った仏像が並ぶ。

 

五重塔の影を撮ったりもして、西院伽藍を堪能。

ビバ!五重塔である。

 

手すりだって撮ってしまう。

なんとなく撮ったのだけれど、よくよくみると年季鈴々である。

どれだけの人がこの手すりに手をかけたのかと思う。

 

こういうは知らなんかも、きっと年代物なのだろう。

知らんけど。

 

ということで、人が増え始めたので先へ進むのであった。

この時はまだ、法隆寺をなめていた。

 

つづく。