2024年9月8日。
三宝院は、拝観料1000円で建物並びに庭園、それから入り口すぐの売店まで入場可能である。別料金500円を快く納めることにより、さらに奥へ。
ココまで来たならば。
奥へ行かないという選択はないのだ。
私は人が混雑しているとか、並んでいるとか、そういうのが苦手である。
ので、
混雑してそうならば、中に入らず次へ行こうとするかもしれない。
しかしチラホラの参拝客しか見受けられず。
いつ行くの?
ということで、気持ちよく快く別途料金を納めて奥へと歩んでいった。
「どうぞ。襖や庭園の写真をお撮りください」と声をかけられた。
やはり仏像やご本尊の写真は遠慮していただきたいようである。
「あ、そうなんですね。ありがとうございます」と私は笑顔で応答し、さっそくカメラを手にすぐさま写真を撮るのであった。
平屋のこの感じ。
とてもイイのだ。
クーラーなどはなかったけれど、不思議と滝のように流れていた汗はひいていく。
葵の間だと思われる。
右手には庭園が広がっている。
広々とした空間。
人がいないこの状況で見物できたことを、ココロから感謝である。
日頃の行い、そして、早寝早起きの成果といえよう。
私の悪いトコで、真ん中で寝転ぼうかな…なんて思ったけれど。部屋の空気感が、私の悪癖を思いとどませる。
普通の人ならば、寝転ぼうなんて思わないだろうから当たり前のことである。
手前にある石。この並んでいる石、ふたつ。
なぜここにあるのか。
きっと理由があるはずである。
が、
凡人の私にわかるはずもない。
けれど、
なんかええなぁ~という気持ちにはなるのだ(笑)
少し流れたトコで、お寺関係者の男性らしき方が、訪れていたご夫婦(不倫関係かもしれない)に、説明されていた。
無論、私にはお声はかからない。
しかしそれでいいのである。
そっと通り過ぎる。
私には説明不要ですよぉという雰囲気を醸し出しながら。
奥の部屋を撮影。
葵の間、秋草の間、勅使の間とあるが、何処がどこだったか思い出せない、てへへ。
この時は何とも思わなかった。私は部屋を撮りたかったのだ。でもよくよく考えてみると、部屋奥にいらした仏像も写りこんでしまっている。
ああ、仏様、申し訳ありません。
撮っちゃいました。
お賽銭を納めておいてよかったのだ。
説明されていたのを他所に、私はまったりと庭園を眺める。
本当に空いていてよかったと思える。
庭の景観がどうのこうのはわからない。
ただ、
ただ、
なんかええなぁ~と思い眺めまくるのであった。
けっこうな時間ソコにいたと思う。
が、
ご夫婦は説明を聞いてらした。
きっと、ご夫婦らしき方々は、とてもとても興味をお持ちだったのだろう。
私はココロの中で、ご愁傷さまです。私は捕まらないで良かったと思うのであった。
説明していただけるのは、とてもうれしいことである。
わかっているのだ。
けれど、私は自分のペースで見て回りたいほうなので、パンフレットなどを渡していただき、好きにさせていただける方がイイ。
表書院の部屋だったろうか。
襖の満月(たぶん、私にはそう見えた)と電灯がもの静けさを感じさせ、しだれ桜の美しさを際立たせている。
…。
…。
なーんて思ったので、このように撮ってみた。
ホント、人がいないからこういう風に撮れたと思う。
ありがたや。
ようやく説明が終わったようであった。
ので、
記念の一枚。
何の記念?
一番奥にあった本堂。
確か中心に弥勒菩薩さんがいて。
左には醍醐寺を開いた聖宝さん、理源大師が座ってらした。
ちなみに、お二人のお堂は別にもある。
聖天堂の方を撮った一枚。
記事が長くなってしまったので次へ。
聖天堂側からも一枚。
パシャリ。
さらに少し後ろへさがってひいてからの…。
パシャリ。
何で撮ったんだろう。
聖天堂の部屋。
右下に写っている黒い点は、ハエトリグモである。
私はこのハエトリグモが好きなのだ。
なので家に出てきても好きにさせている。毎年遊びに来てくれてありがとうという気持ちなのである。
母上は、このハエトリグモのことを、コブちゃんと呼んでいたので、私もそれに習ってコブちゃんと呼んでいる。これは母方の実家だけのことなのか。実家である熊本県天草の人たちが皆さんそう呼んでいるのかは知らない。
コブちゃん。
ハエトリグモと言うよりもイイと思う。
参拝中のコブちゃんと別れ移動する。
かれこれ1時間ちかくもココ三宝院にいた。
長く居すぎて、手すりでさえ撮ってしまった。
こういうとこまで装飾されているのだね。
かれこれ一時間ちかく、ここ三宝院にいたように思う。
居すぎである。
でも、空いているし居心地が良かったからしかたないのだ。
この写真に写っている建物ヘは行けない。
お寺さんの方々が、のんびりしている私と違い、何やら忙しそうにしていた。
三宝院を出た私は次へと歩む。
ただ、時間を使いすぎたので、山上にある上醍醐には行けないなと思うのであった。
長々と読んでいただき、本日もありがとうございました。
つづく。